正社員の場合

紹介予定派遣以外での、正社員の働き方について今一度知っておきましょう。意外と自分が求めている働き方であれば契約社員の方が自分に向いているかもと発見できることがあります。では正社員の働き方とそのメリットデメリットについても紹介します。

正社員とは

正社員とはそもそも何かという点からですが、正社員というのは法律上では定義されていない働き方になります。一般的には雇用期間の定めがない働き方を指しており、正社員の場合には会社に半年や2年間といった働く期間が制限されておらず、向きの雇用契約を結ぶので長い期間安定して働くことができます。
原則としてフルタイムで働くことになり、勤続年数によって給料が上がったり役職についていくことが多いです。そのため正社員は安定して長期的に働いていくことができる働き方となります。長期的に働くということは悪い意味で捉えるなら長く働きたくないところで辞めづらくなることにもなります。

メリット

正社員として働くメリットはまず安定しているというところが一番大きいと思います。これは人によって価値観が違いますので一概には言えませんが、多くの人は本能的に安定を求めている傾向にあります。そのため無期限の雇用契約を結べる正社員は精神の安定にもつながりますし、仕事を通じてその仕事のスキルアップができます。
一般的な企業のほとんどは社会保険や住宅手当といった各種手当が適用されていますので、こういった面でも安定しているということが言えます。女性であれば結婚をして出産をするケースもありますが、正社員では産休や育休と呼ばれる仕組みがあります。こうした福利厚生は正社員にのみ適用されるケースが多いため、正社員のメリットとして捉えられます。

デメリット

正社員で働くデメリットは他の雇用形態に比べて会社に拘束される時間が長いということになります。他の雇用形態ではフルタイムで働かないケースもありますし、正社員という責任から現場にいなければならないというケースも多くあります。
そして転勤や部署の異動などは会社の業務命令に従わなければならないということもあります。他の雇用形態とは違って正社員は就業規則を厳しく守らなければなりません。そのため残業や休日出勤を命じられればそれに応じて働く必要があります。そして労働基準法では禁止されていますが、残業代がつかないサービス残業をしなければならないこともあります。こういったある程度は会社に融通をきかせなければならないということもデメリットの一つになります。